夏は勝手に痩せるからダイエットは適当でいいよ

ダイエット法は、春夏秋冬、尽きることなくメディアで特集されていますよね。季節に応じたダイエット法が、いろいろと紹介されていますが、そんなに大きく変わるのかなと疑問に思います。

特に夏なんて、何もしなくても勝手に痩せていくんだから、そんなにダイエットに力を入れなくても良くないですか?むしろ、夏バテして健康を害さないようにすることの方が大切でしょう。

野菜でかさましするのはやめよう

夏のダイエット特集を見ていると、素麺やそばなどの麺類を活用する食事がよく紹介されています。麺類は炭水化物が多いので、それらを食べていると脂肪が体に溜まるだけなので、動物性食品を中心にタンパク質と脂質をしっかり摂取した方が良いのですが。

ただ、夏のダイエット特集では、麺類を少なくして野菜でかさましし満腹感を偽装する方法が多いので、それほど太らないでしょうけどね。しかし、このような食事は、栄養素が少ないので、夏の間にずっと続けていると疲れてしまいそうです。

まず、野菜が栄養たっぷりとの思い込みを捨てましょう。ヒトは、植物の細胞壁を消化するためのセルラーゼという消化酵素を持っていないのですから、野菜をたくさん食べたところで、補給できる栄養素はそれほど多くないでしょう。おまけに体作りに欠かせないタンパク質が極端に少ないですから、野菜中心の食事をしていると、肌の劣化も早まるはずです。

食事量を減らすにしても、タンパク質だけは減らさないようにしましょう。美容と健康を考えるなら、タンパク質は季節を問わずガツガツ食べましょう。

夏は何を食べても痩せるからダイエット法がうまくいったと感じるだけでは?

夏に効果的なダイエット法と言っても、そもそも夏は勝手に痩せていくので、そのダイエット法のおかげで痩せたのかなんてわからないですよね。ダイエット法に効果があるかを検証したいなら、太りやすい冬に試しましょう。

夏は、ダイエットより、いかに体調を崩さない食事をするかの方が大事ですよ。暑さで食欲も落ちてくるので、いかにしてタンパク質をたくさん食べられるかを考えた方が健康のために良いです。

タンパク質の1日の必要量は、体重×1グラムとされていますが、これだと少ないですね。死なないレベルでタンパク質を摂取するのなら、これで構わないでしょうが、美容と健康を意識するなら、もっとタンパク質を食べる必要があります。ボディビルダーは、体重×2グラムを目標にタンパク質を摂取していますから、一般の人だと、これより少なめでも構いませんが、体重×1.5グラムくらいはタンパク質を摂取した方が良いでしょうね。

タンパク質の摂り過ぎで太ってきたら、炭水化物(糖質)を減らしましょう。

とりあえず、夏は痩せることより健康を維持することを感がえるべきですよ。